僕の命と掃除どっちが大切ですか?

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気を失って
頭を7㎝切った日
何がなんだか分からない状態で帰宅しました。

とにかく職場に報告しなければとの思いが強く
職場に電話で報告しました。

課長からは
「明日の出勤は自分で決めて」
と言われました。

その時の僕は
なんと言いましょうか「興奮冷めやらず」といった
感覚だったのでしょう。

「明日は大丈夫なので行きます」
と言ってしまいました。

翌日になると
体が痛くて痛くて…

行きますと言った手前と

交代してくれる職員も
いませんから泣く泣く出勤しました。

出勤してまずは
施設長に報告へ行きました。

施設長は
「本当にそんなことあんの?
話し聞いたときに笑っちゃ悪いんだけどスゲー話しだなって笑っちゃったよ。まあ、ムリしないでやりなよ」
と言われましたが

僕が休むには
僕が職員全員の勤務調整をしなければなりません。

そう考えると…

僕は休めません。

それから施設長に言いたいのですが、
「あったんだよ
気を失って頭を7㎝切ったんだよ〜」

自分でも何が起こったか分からないんだよ(ToT)

そんな痛みに耐えて
一日、働きましたが限界でした。

勤務表を見ると
2日後に僕が有給で休めて、
現場も混乱しないくらい職員がいる
円満な日があるのを思い出しました。

それが、
施設の大掃除の日でした。
僕は藁にもすがる思いでスグに
施設長へ「2日後の清掃日にお休みさせて下さい」と
お願いしにいきました。

しかし、
施設長の答えは
「もう予定を立てちゃってるしな」

まさかの答えでした。

僕は内心
「この激痛の体では掃除なんて出来ませんよ。
この人、さっきまでムリするなよと言っていた人?
でも、いつものことか」
と思っていると

施設長から思いがけない言葉が
「頭打ってるからな〜。分かった休みな」
と休みを了承してくれました。

安心して現場に戻り仕事をしていました。

そんな僕に
夕方、内線がなりました。

内線の主は課長でした。

「やっぱり、君の部署だけ掃除に出ないのは不味いから出勤している職員、誰か出して」
とのことでした。

この内線で僕は悲しくなりました。

長年の感でお話すると
課長に職員を出させるようにと、
命令したのは施設長です。

施設長は常日頃から
「私は体育会系の人間です」と、
自ら発信している人です。

「こんなに大怪我している人間が、休まないで現場に穴を開けずに働いているのに掃除の方が大事なんだココの施設長は」
と思ってしまいました。

本当なら辞めてしまえばいいんですが、

今の僕は
収入が無くなってしまうと生きていけません。

しかし、この思考が
僕を苦しめているんです。

よく聞きませんか?
介護の仕事をしている多くの人が
「介護は辛い仕事」「介護は大変な仕事」
「介護職員は体ボロボロ」
こんな自慢をしているのを

そんな嫌なら
「だったら辞めなよ。仕事なんて沢山あるよ」

自分で稼げる人達は言われます。

介護職員のこの「負の言葉」が
負の集合意識として悪循環になっているのです。

この心理には
介護職員の多くが
「楽して稼ぐことは悪いこと」だと思っているのです。

介護職員はなぜか
「忙しい」「大変」じゃないと
楽していると思われるのです。

仕事をしていないと思われるのが怖いのです。

そんな職員が施設長になれば
「楽して働きたい」といった職員は
とんでもない職員と言うのが安易に想像できます。

僕は
他に稼ぎ方が分からないので
「イヤなら辞めなよ」
こんな風に言われても自分を犠牲にして、
働かなければなりません。

とにかく
このお話を例に挙げても
今は、一つの収入だけでは怖いと思いませんか?

生きる難しさに直面する
今日この頃です。

まずは
この生活からの脱却を目指します。

今回もお読み頂きありがとうございました。

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